本記事に含まれる熱帯低気圧の中心気圧や風速、発生場所・日時等は発表された直後の速報値である可能性があります。資料として利用する際にはご注意ください。
2013年の台風
軌跡の地図
最初の台風発生1月3日
最後の台風消滅11月15日
最も強かった
台風台風30号 ? 895 hPa,
125 kt (10分間平均)
熱帯低気圧の総数50
台風の総数31
タイフーン
2013年の台風(2013ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。
台風1号は早くも1月3日に発生し、1951年の統計開始以来6番目の早さであった。その後8月までは平年並みの発生数となっていたが、9月と10月に平年を上回る月間7個の台風が発生したため、台風の発生数は31個(平年値25.6個)に達し、1994年(平成6年)以来19年ぶりに、年間発生数が30個を越え[1]、現行の規模(強さ・大きさ)表現となった2000年以降では最も多い発生数となった。10月に発生した7個は1951年(昭和26年)以降でもっとも多く、1984年(昭和59年)・1992年(平成4年)と並んだ[1]。
日本へは6月の台風3号から10月の台風28号まで14個の台風が接近し、2個が上陸(いずれも9月)している[1]。この上陸数は平年(2.7個)よりも少なめであったが、秋に本土に接近する台風が多く、特に10月の接近数6個は過去最多となった[2]。
また、100個に1個の確率とされてきた東経180度線越えの越境台風が2つ連続で(13号・14号)発生した[1]。
9月に愛知県に上陸した台風18号では、同年8月から運用開始となった特別警報が、初めて発表された。
10月に関東地方に接近した台風26号では、伊豆諸島の伊豆大島で豪雨による土石流が発生し、大きな被害が出た。
11月の台風30号は「スーパー台風」となってフィリピンを直撃し、記録的な高潮を発生させて、6,000人を越す犠牲者を出すなど甚大な被害をもたらした。 台風の年間発生数発生数が多い年発生数が少ない年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間 201301・01W・アウリン シビア・トロピカル・ストーム (JMA) 日本時間1月1日、グアムの南西1,090キロの北緯4度1分・東経141度7分付近で熱帯低気圧が発生[3]。北西に移動しながら々に発達した低気圧は2日にフィリピンのミンダナオ島を通過。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名としてアウリン(Auring)と命名し[4]、合同台風警報センター(JTWC)も熱帯低気圧番号01Wを指定した。 熱帯低気圧はさらに発達、気象庁は1月3日スールー海で台風第1号の発生を確認し[3]、アジア名ソナムー(Sonamu)を命名。台風の発生は(一年の中で)1951年以降で6番目の早さであった。台風1号は5日に中心気圧990ヘクトパスカルまで発達したが[3]、その後は勢力を弱めて1月8日9時に南シナ海で再び熱帯低気圧となり[3][5]、1月10日15時に消滅が確認された[3]。 この台風のアジア名である「ソナムー
台風の発生数
順位年発生数順位年発生数
11967年
21994年 1971年3621998年16
41966年3532023年17
51964年3441969年19
61989年 1974年 1965年3252011年 2003年 1977年 1975年
1973年 1954年 1951年21
92013年 1992年 1988年 1972年
1958年31
月別の台風発生数
1143677231
各熱帯低気圧の活動時期
「台風」に分類されている熱帯低気圧
台風1号(ソナムー)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間1月3日 ? 1月8日
ピーク時の強さ50 kt (10分間平均)
990 hPa
発生日時が(一年の中で)早い台風順位名称国際名発生日時
1平成31年台風第1号Pabuk2019年1月1日 15時
2昭和54年台風第1号Alice1979年1月2日 9時
3昭和30年台風第1号Violet1955年1月2日 15時
4平成30年台風第1号Bolaven2018年1月3日 9時
5昭和32年台風第1号‐1957年1月3日 15時
6平成25年台風第1号Sonamu2013年1月3日 21時
7昭和60年台風第1号Fabian1985年1月5日 21時
8昭和47年台風第1号Kit1972年1月6日 9時
平成4年台風第1号Axel1992年1月6日 9時
10昭和60年台風第2号Elsie1985年1月7日 15時